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更新日:2021年3月18日

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山中暦日―ささやかな日常のきらめき|富山県水墨美術館

「山中暦日(さんちゅうれきじつ)」とは、人里から離れ山奥でのんびりと暮らすことを表します。「山中暦日無し」ともいい、山奥でゆったりと暮らすと、月日がたつのを忘れてしまう、という意味です。さまざまな困難と向きあって暮らす日々の中で、現実の不安やストレスを少しだけ癒し、ゆったりとした時間を過ごしていただければと願い、富山県水墨美術館の収蔵作品を、4つのテーマから紹介します。
紹介するどの作品も、時代をさかのぼることはあっても、わたしたちの生活からそうかけ離れたものではありません。ささやかな日常の風流を楽しむ心や穏やかな生活、日本の自然や風土、そして小さな命を愛でる気持ちに思いをはせていただき、心静かに作品と対話していただければ幸いです。

会期

2020年7月18日(土曜)~9月6日(日曜)

会期中の休館日

月曜日(ただし8月10日、8月31日は開館)

開館時間

午前9時30分から午後6時まで(入室は午後5時30分まで)

観覧料

[当日]一般300円(230円)/大学生150円(110円)

  • ()内は20人以上の団体料金です。
  • この料金で常設展も観覧できます。
  • 小学校・中学校・高校等の児童・生徒及びこれらに準ずる方、各種手帳をお持ちの方は観覧無料です。

主催

富山県水墨美術館、北日本新聞社

展示テーマ

一、山紫水明

自然の景観が澄みきって美しいことです。みなさんによく知られている風景や画題で、この展覧会が始まります。

「松二富士山」(左隻)山元春挙《松二富士山》(左隻)
制作年不詳/富山県水墨美術館蔵
「松二富士山」(右隻)山元春挙《松二富士山》(右隻)
制作年不詳/富山県水墨美術館蔵
「三保の富士」
冨田渓仙《三保の富士》
制作年不詳/富山県水墨美術館蔵
 

二、雪月風花

四季の季節を楽しみ愛でる風流な生活のことです。何気なく過ごす日々にも、わずかずつ季節の歩みがあります。

「新樹」
近藤浩一路《新樹》
昭和初期/富山県水墨美術館蔵
「四季山水」より秋
菱田春草《四季山水》より秋
1896年/富山県水墨美術館蔵

三、一切衆生

この世に生きる、すべてのもののことです。無限に連なってゆく命に、作者の心は大きく揺り動かされたことでしょう。

「蓮」
土田麦僊《蓮》
1935年頃/富山県水墨美術館蔵
「猫」
尾竹竹坡《猫》
1914年/富山県水墨美術館蔵

四、晴耕雨読

心静かにのんびりとのどかに暮らすことです。人もまた、自然の一部として生きていることを作品が教えてくれます。

「湖畔連雨図」
川合玉堂《湖畔連雨図》
1912年/富山県水墨美術館蔵
「猫」
富岡鉄斎《四暢図》
1894年/富山県水墨美術館蔵

お問い合わせ

所属課室:生活環境文化部水墨美術館 

〒930-0887 富山市五福777 

電話番号:076-431-3719

ファックス番号:076-431-3720

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