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更新日:2021年3月30日
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永青文庫が所蔵する細川コレクションは、細川幽斎、その子の三斎らの茶道具や軸物、絵画、美術工芸品を中心に400年に渡って継承、収集された名品です。
幽斎、三斎は武将であるとともに、今日の茶道文化の基礎をつくった千利休を取り巻く人たちの中にあって重要な役割を果たした茶人でもあります。永青文庫はそのコレクションを管理、研究し、展示して一般への公開を行うため設立されました。
本展には利休、幽斎、三斎らが愛用した茶道具をはじめとした名品の数々が細川家、永青文庫のご好意により出品されます。
なかでも、天正15年(1587年)の北野大茶会でも使用された利休愛蔵の唐物茶入「銘・利休尻膨(しりふくら)」は、三斎が「一国に代えても所望したし」と求めましたが、利休の生前には入手できず、関ヶ原の戦功でようやく徳川秀忠から賜ったという由緒あるものです。
茶碗では南宋時代の木葉天目、油滴天目や李朝・熊川「銘・夏山」刷毛目「銘・残雪」、安南染付寿字、宋入作の赤楽茶碗の他、小堀遠州作の花入「銘・白菊」や大西浄清作「四方釜」、吉田織部作の茶杓など。また墨蹟では澤庵宗彭書状、細川幽斎の和歌短冊「待七夕」、絵画では伝雪舟等楊「琴棋書画図」、狩野探幽「老子・芦雁・竹鶏図」など貴重な作品が出品されます。
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