安全・安心情報
更新日:2021年3月30日
ここから本文です。
斎藤博之(1919年-1987年)は、現在の中国遼寧省瀋陽に生まれ、19歳で上京し、帝国美術学校(現在の武蔵野美術大学)洋画科に入学しました。卒業の翌年に召集され、フィリピンのレイテ島で戦争体験を経て収容生活の後復員。戦後は、美術団体に所属することもなく、亡くなるまで世俗的な権力や華美とは無縁に、画壇ともほとんど無関係に独自の創作世界を追求しつづけました。
絵本画家として数多くの名作を手掛け、講談社出版文化賞絵本部門賞(1971年)、小学館絵画賞(1973年)などを受賞。また、人間の生態や、ときには日々の生の証のため自己の分身として描いた河童(カッパ)の水墨画をはじめ、終生のテーマであった馬や人物をモチーフとする油絵、自らの戦争体験を綴ったペン画など、幅広く活躍しました。
本展では、当館所蔵の水墨画を中心に、油絵、スケッチ、絵本原画、ペン画、版画などを一堂に展示し、その画業の全貌を紹介します。
掲載図版の無断転用・転載を禁じます。
水墨美術館ホーム | 企画展 | 常設展 |
館の概要 | 利用案内 | アクセス |
お問い合わせ
関連情報
目的別情報
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください