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更新日:2021年3月30日
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アメリカのウェイ夫妻が長年にわたり収集され、現在シアトル美術館に寄託されている近代の京都画壇で活躍した画家たちの作品の里帰り展が実現しました。
国際弁護士として活躍されたウェイ氏は、夫人とともに各地の美術館を巡り、日本の伝統的な技法で描かれた絵画に魅了され、日本画の収集を始めます。特に、明治時代に押し寄せた近代化の流れに対し、伝統的な様式を根底に保ちながらも、西洋や中国の美術を巧みに取り入れて新しい日本画を生み出した近代の京都画壇の画家たちの作品を数多くコレクションされました。
本展は、シアトル美術館に寄託されているコレクションの中から、塩川文麟、幸野媒嶺ら草創期の画家から、竹内栖鳳、上村松園、冨田渓仙、堂本印象など明治、大正、昭和にかけて京都画壇で活躍した画家38名の作品80点を紹介するものです。コレクションの中には、都路華香(1870-1931)の作品が多数含まれていますが、この画家特有の現代にも通じる大胆で斬新な表現は、近年再び注目が寄せられています。
ウェイ夫妻のもつ確かな審美眼と、豊かな知識、そして日本画への惜しみない愛情によって築かれた美の世界を、心ゆくまでご鑑賞ください。
榊原紫峰「白桃の鶏」
★きょう=山ヘンに「喬」
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