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更新日:2021年3月29日
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本展は、墨によるさまざまな可能性を真摯に追求している作家のうちから、特に優れた業績を残しつつある作家の作品を紹介し、墨のもつ現代的な意義を探ろうとするもので、水墨美術館の中心的企画展として3年に1度開催するものです。
平川敏夫、小泉淳作、加山又造、田渕俊夫、土屋礼一など11名の招待作家は、いづれも現代の日本画壇を代表する作家であり、屏風などの大作を中心に32点を展覧いたします。
明治以降、わが国は西欧やアメリカから合理的で華やかな飽食的文化を積極的に導入した結果、いつしか日本人独自の美をも見失ってしまいました。今日の美術界において作家の深い精神を表現できる無限の可能性を秘めた水墨画が見直され再評価されつつあるのも、現代の文化や美術が失ってしまった精神性の回復が期待されているからに他なりません。
今後、墨のもつ強靱な精神性が日本人独自の美の回復にいかなる役割をはたしていくのか大いに期待したいものです。
小泉淳作「東尋坊の朝」1999年
田渕俊夫「緑風」1988年
小泉淳作「雲龍図」1998年
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