安全・安心情報
更新日:2021年3月29日
ここから本文です。
古くは奈良時代にまでさかのぼるといわれる日本の屏風絵は、室内空間を彩る装飾用や鑑賞用として独自に発達し、日本人の生活や文化に深くかかわってきました。そして、現在のような連続した大画面を持った日本式屏風は、室町時代に盛んとなり、桃山時代にわが国特有の絵画様式として完成をみます。近代以降、日本人の生活空間が大きく変化すると、屏風絵は生活から次第に離れ、展覧会芸術に吸収され、日本画における大画面形式として、画家たちの強い意気込みのもとで制作されるようになりました。
本展では、わが国有数の日本画コレクションを誇る山種美術館の所蔵品の中から、近現代の屏風絵に焦点をあて、屏風絵のなかに未来を模索し続けた近現代を代表する作家たちによる名品約三十点を展示し、時代を超えて受け継がれる日本の美意識と、その表現の多様さを紹介します。(前・後期で約十点ずつ入替をします)
川端龍子「華曲」
森田曠平「出雲阿国」
平山郁夫「バビロン王城」
下村観山「老松白藤」
掲載図版の無断転用・転載を禁じます。
[前期]横山大観、下村観山、橋本関雪、川端龍子、川崎小虎、小野竹喬、奥村土牛、富取風堂、落合朗風、上村松篁、守屋多々志、吉田善彦、森田曠平、平川敏夫、川﨑鈴彦、松尾敏男、平山郁夫
[後期]横山大観、下村観山、池田輝方、石井林響、川端龍子、川崎小虎、福田平八郎、伊東深水、上村松篁、岩橋英遠、片岡球子、塩出英雄、森田曠平、平山郁夫、上村淳
水墨美術館ホーム | 企画展 | 常設展 |
館の概要 | 利用案内 | アクセス |
お問い合わせ
関連情報
目的別情報
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください