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更新日:2021年4月1日
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畠春斎は、確かな伝統技法により常に斬新な感覚で現代の茶釜に挑戦し続けている、富山を代表する鋳物師であり、高岡鋳物の担い手として全国的に知られる作家です。
昭和19(1944)年、銅器の町高岡市金屋町に生まれた氏は、父である先代春斎に釜造りの薫陶を受け、昭和46年に高岡市民美術展、日本伝統工芸富山展、日本伝統工芸展に初入選します。翌昭和47年には日本伝統工芸富山展で北日本新聞社賞を、富山県美術展覧会で県展努力賞を受賞し、伝統工芸日本金工新作展に初入選し奨励賞を受賞しています。また、昭和48年には日本工芸会正会員に推挙されたのをはじめ、平成3(1991)年日本工芸会富山支部幹事長、平成4年日本工芸会理事、日本伝統工芸展鑑査委員などを歴任しています。
本展では、当館収蔵作品を含む、初期から近作までの代表作を中心に展示し、常に先代や代々の鋳物師への敬意を忘れず、確かな伝統技法に現代の感覚を加味し、今日の茶の湯釜とは何かとの模索を続ける、釜師畠春斎の魅力をご紹介します。
「菊花釜」昭和46年
「渦文釜」昭和54年
「雲環付富士釜」昭和63年
「茄子釜」平成元年
「燕環付山水文釜」平成4年
「切子釜(絹肌)」平成4年
「阿弥陀堂釜」平成6年
「線文繭型釜」平成8年
「筋文四方角切釜」平成7年
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