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更新日:2021年4月1日
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大名とは、一般的に江戸時代の近世大名を意味し、徳川将軍と主従関係を結ぶ一万石以上の藩主とされています。しかし、元来大名とは平安末期からその名が見られ、鎌倉時代には有力な武士を称するようになり、その後、南北朝から室町時代にかけて守護大名が生まれ、戦国時代には勢力を増した戦国大名が活躍しました。
そして、これら近世大名が身分や家格を示す品として最も大切にしてきたのが日本刀です。日本刀は、大名家が家禄に応じて所有した「大名道具」のうちでも公式の場で用いられた「表道具」の筆頭とされ、諸道具のなかでも最高の格式を与えられてきました。
大名道具として珍重された日本刀のなかには、歴史上の人物が愛した名刀や日本史の重要な出来事に登場する名刀も数多くあり、現代においても貴重な歴史遺産として大切に保存されています。
本展では、これらの名刀を展示し、日本刀が歴史のなかで果たしてきた役割を紹介するとともに、歴史のロマンを感じながら、美術品としての日本刀の素晴らしさを鑑賞して頂ければ幸いです。
重文 刀 金象嵌銘 永禄三年五月十九日 織田尾張守信長 義元討捕刻彼所持刀
(名物 義元左文字) 織田信長所用 建勲神社蔵
重文 刀 金象嵌銘 永禄三年五月十九日 織田尾張守信長 義元討捕刻彼所持刀(部分)
(名物 義元左文字) 織田信長所用 建勲神社蔵
国宝 太刀 銘 延吉 附 金梨地菊紋散蒔絵糸 巻太刀拵 後水尾天皇所用 日本美術刀剣保存協会蔵
重文 刀 無銘 伝志津 「名物分部志津」 徳川家康所用
重文 太刀 銘 備前国住人雲次 正和二二年十 月日 伊達政宗所用 日本美術刀剣保存協会蔵
国宝 太刀 銘 国行 藩州明石藩松平家 日本美術刀剣保存協会蔵
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