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更新日:2021年4月1日
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所属団体や師弟関係という縦のつながりを超え、横の連携を取り合うことにより新しい日本画を生み出そうとした日本画グループ「横の会」。
横の会は、現代日本画の制作にたずさわる20人(結成当初19人)の日本画家たちによって結成され、1984年に第1回展を開催しました。結成当初から会員同士の連携によって運営する形態をとったことから、制作発表には多くの苦労と困難が生じましたが、おのおのが描きたい作品を描き発表するという姿勢は、会員に共通する信念として横の会が存続する間、貫き通されました。
10年を一区切りとする研究団体として発足したことから、1993年に解散しましたが、その充実した制作内容と時代への主張は、解散後20年たった今でも大きな足跡として残り、指標となっています。また、当時若手の日本画新世代といわれた作家たちも、現在は日本画壇を代表しリードする存在となり、後進を育成する側として活躍しています。
2013年は横の会の解散から20年の節目にあたります。本展では、これを契機に、かつての横の会メンバー12名の新作や近作を展示し、作家たちが目指してきた日本画の在り方、その後に展開してきた姿勢など、20年間の成果を紹介します。
中野嘉之「幼鹿図」2011年
青山亘幹「トレド」2013年
中島千波「existence*'12-9-sei(生)」2012年・東京藝術大学所蔵
八木幾朗「夢の話」2013
箱崎睦昌「佐渡」2013年
仲山計介「四季日月山水図」2012年
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