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更新日:2021年4月1日
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昭和47(1972)年に開館した西宮市大谷記念美術館は、西宮市が、故大谷竹次郎氏(元大谷製鉄社長、元昭和電極社長・現SECカーボン株式会社)より、氏の愛した美術作品と土地建物の寄贈を受けたことが契機となり、そのコレクションを核にして美術品を蒐集、公開している美術館です。中でも日本の近代洋画と近代日本画、フランスの近代絵画コレクションは特に秀逸で、美術館の佇まいとともに多くの方々に親しまれています。
富山県小矢部市出身の大谷竹次郎は、日本の鉄鋼業界に大きく寄与した人物で、電気炉による普通鋼の大量生産の成功で知られています。この業績をはじめとし、兄大谷米太郎の事業を助け長年に渡り協力し、昭和38年、兄弟そろって小矢部市の名誉市民に推薦されました。また大谷兄弟は、日本の鉄鋼業のために大きく貢献しただけでなく、学校や博物館などの教育関連施設の設立に私財を投じ、教育環境の整備にも尽力しました。
この度の展覧会では、優れた美術品の蒐集で知られ、国内外からも高い評価を受けている西宮市大谷記念美術館の所蔵品から、近代から現代の日本画壇を代表する名品の数々を一堂に紹介します。
今回は、伊東深水、上村松園らの美人画から、横山大観、川合玉堂、前田青邨など近代日本画を代表する作家作品、そして杉山寧、奥村土牛、小倉遊亀など戦後の日本画界に多大な功績を残した作家作品まで、精神性あふれる日本画の世界を紹介します。
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