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更新日:2021年4月1日
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富山県水墨美術館では、北陸新幹線の開業を記念して、近代の日本画と水墨画史に輝かしい足跡を残した、巨匠横山大観の画業を広く紹介します。
近代日本画の創造に生涯を捧げた大観は、「日本画総論」(昭和9年)の中で、“日本画の画題について「人事」と「自然」の二つの原則を深く研究し、充分に認識するように努めることが名作を生む秘訣である”と語っています。そこで本展の第一室では、大観が語る画題「人」と「自然」をテーマに、大観が生涯追究し続けた日本人特有の美意識とその表現について顕彰します。
また、大観の代表的なモチーフとして知られる「富士山」について、大観自身が「越中立山の頂上から望む冨士はことに良い」と語っていますが、若い頃富山に旅して、作品を残していることはあまり知られていません。そこで第二室では、「旅」をテーマに取り上げ、大観の立山登山を記録した貴重な書簡を手掛かりに、富山で発見された大観の記念写真や、富山の風景を描いた作品等、大観にとって思い出深い富山との関わりをあわせて紹介します。
本展は、これら珠玉の名品を通して、高い精神性に裏づけられた大観芸術の魅力をあらためて回顧するものです。
2015年3月13日(金曜)~5月10日(日曜)
月曜日(ただし、5月4日は開館)、5月7日(木曜)
午前9時30分から午後5時まで(入室は午後4時30分まで)
[前売り]一般のみ700円(前売り券の販売は3月12日で終了しました)
[当日]一般900(700)円/大学生650(500)円
富山県水墨美術館、北日本新聞社、富山テレビ放送
横山大観記念館
「柳蔭童眠」大正2(1913)年頃
個人蔵
「不二霊峰」昭和11(1936)年頃
光ミュージアム蔵
旅行携行品
横山大観記念館蔵
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