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更新日:2021年4月1日
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鋭い観察眼から生まれた本物と見まがうほどのリアリティ、文様をミリ単位で刻み、彩色し、装飾を施す繊細な手仕事。明治時代、表現力・技術ともに最高レベルに達した日本の工芸品は、万国博覧会にも出品され海外の人々を驚嘆させました。しかし、その多くは外国の収集家や美術館に買い上げられたため、日本で目にする機会にはほとんど恵まれませんでした。
その知られざる存在となりつつあった明治の工芸の魅力を伝えるべく、長年をかけて今や質・量ともに世界随一と評されるコレクションを築き上げたのが村田理如(むらたまさゆき)氏です。本展では、村田氏の収集による清水三年坂美術館(京都)の所蔵品から選りすぐりの逸品を一堂に紹介します。並河靖之(なみかわやすゆき)らの七宝、正阿弥勝義(しょうあみかつよし)らの金工、柴田是真(しばたぜしん)・白山松哉(しらやましょうさい)らの漆工、旭玉山(あさひぎょくざん)・安藤緑山(あんどうろくざん)の木彫・牙彫をはじめ、京薩摩の焼きものや印籠、刺繍絵画など、多彩なジャンルにわたる約160点の優品をとおして、明治の匠たちが魂をこめた、精密で華麗な「超絶技巧」の世界をお楽しみください。
2015年6月26日(金曜)~8月16日(日曜)
月曜日(ただし、7月20日は開館)、7月21日(火曜)
午前9時30分から午後5時まで(入室は午後4時30分まで)
[前売り]一般のみ800円/[当日]一般1,000(800)円/大学生700(500)円
明治工芸の粋実行委員会(富山県水墨美術館・チューリップテレビ)
北日本新聞社
FMとやま
清水三年坂美術館
山下裕二(明治学院大学教授)
広瀬麻美(浅野研究所)
日本美術応援団(山下裕二団長・本展監修者)のメンバーによるトークショー
会場:映像ホール(定員120名)
正阿弥勝義「柘榴に蝉飾器」金工
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