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更新日:2021年4月1日

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興福寺の寺宝と畠中光享展|富山県水墨美術館

法相宗大本山興福寺は、創建以来千三百年の間、わが国の歴史・文化に深く関わってきた奈良の名刹です。法相宗の中心寺院として栄え、幾多の戦乱や災害の中で堂塔の焼失と再建を繰り返しながらも、優れた仏教美術を育み守ってきました。
現在、興福寺では、発掘調査を元に創建時の伽藍復興が進められています。創建当初より伽藍の中心であった「中金堂」の再建は約三百年ぶりであり、2018年の秋に落慶の予定です。中金堂の内陣には、興福寺の教義である法相唯識の祖師が描かれた柱「法相柱(ほっそうちゅう)」が存在していたことが数々の記録に残されており、今回の中金堂再建では、仏教に造詣の深い日本画家、畠中光享氏が法相柱の柱絵制作を行いました。
本展覧会では、中金堂再建と法相柱柱絵の完成を記念し、畠中氏が描いた柱絵を奉納に先立ち初公開すると共に、畠中氏の新作・近作、そして興福寺に伝わる貴重な寺宝の数々を紹介します。

会期

2017年2月10日(金曜)~3月20日(月曜・祝日)

会期中の休館日

月曜日(ただし、3月20日は開館)

開館時間

午前9時30分から午後6時まで(入室は午後5時30分まで)

観覧料

[当日]一般900(700)円/大学生650(500)円/[前売]一般のみ700円

  • 前売券の販売期間は、2月9日(木曜)までです。
  • ()内は20人以上の団体料金です。
  • この料金で常設展も観覧できます。
  • 小学校・中学校・高校等の児童・生徒及びこれらに準ずる方、各種障害者手帳をお持ちの方は観覧無料です。

主催

富山県水墨美術館、法相宗大本山興福寺、日本経済新聞社、BSジャパン、北日本新聞社、北日本放送

特別協賛

DMG森精機、南都銀行

会期中のイベント

講演会

「仏女が語る仏像の見方」

日時:2月19日(日曜)午後2時から
会場:映像ホール(聴講は無料ですが、展示室へ入場の際は観覧券が必要です。)

  • 往復はがきでお申し込みください。詳細はお問い合わせください。

講師:田中ひろみ氏(イラストレーター・文筆家・仏女)

「興福寺の歩みと教え」

日時:2月26日(日曜)午後2時から
会場:映像ホール(聴講は無料ですが、展示室へ入場の際は観覧券が必要です。)

  • 詳細はお問い合わせください。

講師:多川俊映師(興福寺貫首)

「興福寺法相柱絵と私の仏教絵画について」

日時:3月5日(日曜)午後2時から
会場:映像ホール(聴講は無料ですが、展示室へ入場の際は観覧券が必要です。)

  • 詳細はお問い合わせください。

講師:畠中光享氏(日本画家)

ギャラリー・トーク

興福寺の僧侶が「興福寺の歴史と中金堂の再建」についてお話します。
日時:会期中の金曜・土曜・日曜・祝日(3月3〜5日、講演会開催日の午後を除く)午前11時半から・午後2時から
会場:展示室内または映像ホール(聴講は無料ですが、展示室へ入場の際は観覧券が必要です。)

おもな出品作品

中金銅鎮壇具
《中金銅鎮壇具》
国宝・奈良時代・興福寺蔵

聖徳太子立像
《聖徳太子立像》
江戸時代・興福寺蔵

燈籠火袋羽目
《燈籠火袋羽目》
国宝・平安時代・弘仁7年(816)・興福寺蔵
薬師如来坐像
《薬師如来坐像》
重要文化財・平安時代・長和2年(1013)・興福寺蔵
慈恩大師画像(一乗院本)
《慈恩大師画像(一乗院本)》
重要文化財・鎌倉時代・興福寺蔵
色紙薬師経
《色紙薬師経》
重要文化財・平安時代・長和2年(1013)・興福寺蔵
玄昉僧正
畠中光享《玄昉僧正》
平成28年(2016)
善珠僧正
畠中光享《善珠僧正》
平成28年(2016)
別當行賀
畠中光享《別當行賀》
平成28年(2016)
濁水に汚されない蓮のように
畠中光享《濁水に汚されない蓮のように》
平成26年(2014)

林住禅定
畠中光享《林住禅定》
平成24年(2012)

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お問い合わせ

所属課室:生活環境文化部水墨美術館 

〒930-0887 富山市五福777 

電話番号:076-431-3719

ファックス番号:076-431-3720

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