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更新日:2021年4月1日
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石崎光瑤(明治17年ー昭和22年)は、富山県南砺市(福光町)出身の画家です。光瑤は、明治29年、12歳で金沢に出て、琳派の画家山本光ーに師事し、琳派の古典を学び、加えて写生が大切だとして野山で自然の写生にあけくれました。入門の翌年には「光瑤」の雅号を授けられています。
19歳の明治36年、光瑤は京都で近代の日本画を拓いた竹内栖鳳に師事し、写生とともに画家の独自性を重視する姿勢を学びました。大正元年第6回文展で初入選、同3年第8回文展で《筧》が褒状を受賞し、宮内省の買上げとなるなど注目を集めます。その後、山岳を好んだ光瑤はヒマラヤの大連峰とインドの古蹟を訪ね、帰国した翌年の大正7年、第12回文展で《熱国妍春》が特選を受賞、翌年の第1回帝展でも《燦雨》が特選を受賞しました。インドで吸収したまばゆいほどの鮮烈な色彩と生命力を表出させ、光瑤の個性が見事に開花したのです。
本展覧会では、石崎光瑤の没後70年を記念し、昭和8年に高野山金剛峯寺から依頼され、生涯をかけて制作した40面の襖絵『雪山花信』のうち、ヒマラヤシャクナゲと雉を描いた《虹雉》(12面)と、文展・帝展で受賞した代表作に、光瑤が最も重要視した写生をあわせて紹介します。煌びやかな装飾性と独自性にあふれる石崎光瑤の花鳥画の魅力をご堪能ください。
2017年4月7日(金曜)~5月14日(日曜)
月曜日
午前9時30分から午後6時まで(入室は午後5時30分まで)
[前売り]一般のみ700円
[当日]一般900(700)円/大学生650(500)円
富山県水墨美術館、富山新聞社、北國新聞社
北日本放送
南砺市立福光美術館
トヨタカローラ富山、北國銀行、リードケミカル、東亜薬品、スギノマシン、朝日印刷、浦田クリニック・スコール、ビーマックス、デュプロ北陸販売(順不同)
講師:渡邊一美氏(南砺市福光美術館副館長)
日時:4月9日(日曜)午後2時から
会場:当館展示室(聴講無料)
講師:当館学芸員
日時:4月22日(土曜)・5月6日(土曜)午後2時から
ごあんない
南砺市立福光美術館では、石崎光瑤の作品を常設展示しています。
4月5日(水曜)からは、光瑤がインドで描いた写生画巻を特別公開します。
南砺市立福光美術館(外部サイトへリンク)/南砺市法林寺2010/TEL(0763)52-7576
石崎光瑤《熱国妍春》
大正7年・京都国立近代美術館蔵
石崎光瑤《燦雨》
大正8年・南砺市立福光美術館蔵
石崎光瑤《白孔雀》
大正11年・大阪新美術館建設準備室蔵
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