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更新日:2021年3月30日
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優れた美術品の蒐集で知られ、国内外からも高い評価を受けている出光美術館の所蔵品の中から、水墨画を中心に国指定の重要文化財8点、重要美術品7点を含む絵画の名品の数々を一堂に紹介します。
前期は、わが国が水墨画を受容した時期の画家たち、中国南宋時代の牧谿などの優品よりはじまり、日本独自の水墨画の基盤を形成した雪舟ら室町期の画家たち。さらに水墨画に刺激を受けた狩野派や琳派など、狩野元信や俵屋宗達、尾形光琳らの作品を紹介します。
また、後期は、水墨画のなかでも日本文人画の祖とうたわれた池大雅、与謝蕪村をはじめ、長谷川等伯、宮本武蔵、富岡鉄斎など江戸時代の巨匠たちの作品を中心に展示し、長い歴史と伝統に育まれた水墨画を中心とする日本絵画の魅力を紹介します。
左:伝・俵屋宗達「浜松図扇面」、右:伝・俵屋宗達「草花図扇面」
浦上玉堂「そう峯挿雲図」
(重要文化財)
★「そう」は隹+隹の下に又
宮本武蔵「竹雀図」
与謝蕪村「山水図屏風」(部分)(重要文化財)
「宇治橋 紫舟図屏風」(部分)
能阿弥「四季花鳥図屏風」(部分)(重要文化財)
掲載図版の無断転用・転載を禁じます。
[前期]牧谿、雪舟、能阿弥、狩野元信、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、他
[後期]長谷川等伯、宮本武蔵、池大雅、与謝蕪村、浦上玉堂、谷文晁、渡辺華山、他
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